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J子の海


J子さんに「冬至だから銭湯に柚子入れて!」とLINEして。

既読になったらさっそくポチってJ子丘に遊びに行ってみました。

 

嬉しそうに宇宙を飛ぶアナドラ

どうやらJ子丘が相当お気に入りみたい

『美味しい場所がいっぱいある♪』

って言ってる(笑)

J子丘に到着・・・

と思ったら、あれ?

何あのでっかい山??

遠くから見ると、すごーく背の高い富士山みたいに見えたけど、近付いたらどうやら上の白い部分は白じゃなくて、薄い緑色

のっぽ山の麓の森に突っ込んだアナドラ

この森・・・知ってる!!

ポラリスだ!!!

北極星のポラリス!!!

アナドラが目指してたのは、白龍さんが居た泉

岩場に私を下ろすと、すかさずアナドラは泉に潜って行っちゃった

どうやらお目当は泉の中に生えてる植物

美味しいらしい

その時

『さすがに色々、美味しいな』

って急に横でライディーンが言ったからびっくり!!

居たんかーい!!

ライディーンは尻尾で岩場の一部をバコーンと叩いて、砕いちゃった!Σ(・□・;)

何やってんの!?

って驚いて見たら、砕いた岩の中からとってもキレイな緑の石がボロボロ出て来た!!

この星、緑の石で出来てるんだ!!!(◎_◎;)

その石をうまいうまいってボリボリ食べてるライディーン

ライディーンに「ここ何でJ子丘なのにポラリスなの?」と聞いてみたら

『繋がってる』

って言われた・・・( ˙-˙ )

J子って、、、何者!?

・・・とりあえず、私はここに来たかったんじゃなくて!

駅前の銭湯で柚子湯に入りたいんだった!!

アナドラー!行こうよ〜!

と泉の中に叫んでみたら『先行っててー!』って言うから、ライディーン行こう、と背中に乗る

ちょっと黄緑の森の中を走ったら、急に上にぎゅーーんと飛び立ったライディーン

森の上を飛ぶ

のっぽ山が左にある

ライディーンがスピードを上げる

のっぽ山がどんどん後ろの方に離れていく

・・・森、広っっ!!!

なんでこんなに広いの!?

J子丘・・・規模おかしくないか?

でかすぎない??

広大な森の上をひたすら飛んで

急に見えて来た

空はもうすぐ夕焼けに入りそうな雰囲気で

水面がキラキラ光ってきれい

そのまま海に突っ込んだライディーン

何で海?

私が入りたいのは柚子湯なのにーーー!!( ;∀;)

海の中はテレビで見る南国の海みたいに、とってもきれい

ああそういえばJ子ちゃんも自分で海見たって言ってたな

これだったのか

ライディーンが海の中でキョロキョロ何かを探してる

左下の方を見て『あれだ!』ってそっちに泳ぐ

何か・・・だんだん見えてくる

黒い丸い塊

めちゃでかい

でっかい黒い丸がぼよ〜んて、海の中にある

目の前まで来た

すごいでかい!!!

真っ黒で・・・何やら透明な膜?みたいのに覆われてる

風船みたいに1本線が出てて、海の中の大きな岩に巻きついてる

『あいつ、隠すの上手いな』

ってライディーン

『ここに全て溜め込んで、膜張って、動かないように固定したんだな』

そしてシャキーン✨って左手の爪を出して見せてきた

え!!!

割る気!!??

ちょっと待ってちょっと待って〜〜!!!(°_°;)

これ一気に割ったら、やばいっしょ!?

『割らねーよ。ちょっと穴開ける』(爪きらーん✨)

いやいやいやいやいや!!

ちょっと待てってば!!

本人に伝えてからの方が良くね!?

『ハイヤーセルフが認めてる』

あんたたちいっつもそれ言うけど!

それって本人には、知らないのと一緒だから!!

『やるぞ』

ギャーーーーーッ!!!

ちょっとまってえええ〜〜〜!!

あの人、まだ子供も小さいし!忙しいし!

いきなりちょっと待ってよ〜〜〜!!!

『このままにはしておけない。分かるだろ』

いや、分かるけど〜( ;∀;)

あ!

ミカエル!!

J子のミカエル、居るんでしょ!?

ちょっと来て!

あんたがやってくれ!!

剣の先で、ちょろっとだけ穴開けてーー!!

すぐ登場した、J子のミカエル

ライディーンは『俺が出来るのに!』とスネ気味

あんたの爪、先っちょも太いんだよっ!💢

J子のミカエルが剣を出して、黒い丸いでっか〜い物体の膜に、小さい小さい穴を開けた

しゅーーーーーーーって、黒い煙が少しづつ穴から海に出て来た

キレイな海に、ほんのすこーーーーしづつ混じっていく、黒い煙

J子大丈夫かな、この海、だんだん淀んでいくのかな・・・って呟いたらJ子ミカエルに、

『大丈夫。彼女は強い人だ。いつか自力でまた、元のキレイな海に戻す。皆で支えてあげなさい』

って言われた

ライディーンと海から出ると、外は夕焼けになってた

 

柚子湯行けず・・・!!(T▽T)


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