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執筆者の写真アリアン

夢を叶えるザンギエルとアドレナリン


あれは2年前。

2016年の春の事じゃった。

初めてのギュードライブの日。

ギュードライブの後、家に帰ってから。その日の夜。

ギューに言われていた事があります。

『引っ越す事になる。』

その頃の私は子供達の学校でのストレスとか色々あって、都会を出たい、田舎で子育てしたい、と思い始めていた所でした。

でも当時は「私の引っ越したい欲を使ってコントロールしようとしてるキツネか悪魔だな!」と思っていたので、ギューの引っ越し話は半信半疑で聞いていました。

その後ブログを書くようになったり、リーディングの仕事をするようになっても。

やっぱりまだ、引っ越せるという話は自分の聞き間違いかもしれない、とか、妄想かもしれない、とか思ってブログには書けませんでした。

その後も・・例えば去年の冬なんかに、道を歩いていて「さむー」とか思った時に急にギューが

『新緑が美しい季節に引っ越させてやるよ』

なんて言ってくる事もあったけど。

ホントかよっ!!!

って思ってました。

 

そして去年の夏に友家族との旅行でシャスタを訪れて、ここに住みたい!!と強く思い。

それから色々、いろいーーーろあって、シャスタ山付近に家を購入出来るギリギリの資金を借金出来る事になり。

うわ、マジなんだ、2年前にギューが言ってた引っ越し話、本当に叶うかもしれない・・・!!!

と思いながら、ドキドキしながら。

今年の3月、1人でシャスタに2週間滞在しました。

家族で住むギューハウスを探しに。

その時にあった出来事です。

シャスタ山付近の町(村?)ダンスミュアに、とっても住みたい家が見つかって。

古いけど可愛くて。暖炉があって。

しかも何故か庭に小さな離れ?

小屋が建てられてて。

離れの中には1ベッドルームと、キッチン、トイレ、シャワーまで完備。

これは迷える光の戦士用の家としか思えない!!!

絶対ここが私達のギューハウスだ!!!

ここに決定だ〜〜〜!!!\(^o^)/

と、一瞬喜んだんだけど。

実はその家は、不動産屋さんのお友達の家。

マーケットにはまだ出ていない家でした。

長年人に貸していて、その人が出てからはここ1年ほど誰にも貸さず、家主さんがちょこちょこ通って修復したりしていました。

不動産屋さんが「売っちゃえば?」と声をかけてくれて、家主さんは急に「売る」という話が出て慌てて調べてみると、人に貸し出していた家は・・・投資用の物件?日本語何て言うんだろう?

とにかく、そんな扱いになるらしく。

売る時Taxが高くなっちゃうそうで。

借り手が出てから2年経たないと、自分のセカンドハウスとして申請しなおせないらしく。

あれ?

今売ると、Tax高いじゃん?

という事になってしまい、「今売っていいのかどうか迷ってる・・」と家主さんに言われ、そのまま連絡は途絶え。

他の家もいくつか見たけど、あの家しか好きじゃない。

シャスタ滞在、あと2日。。。

まさかの、家見つけられずニューヨークに帰るパターンかあ。。。

と、ホテルの部屋で一人ガツーーーンと落ち込んでいて。

何となく話しかけた、ザンギエル

懐かしい。

何故か頭に浮かんだ。

呼びかけると、姿はぼんやりとしか見えないけど・・・

いる。

いるいる。

ザンギエル。

ねえ、前みたいに怒らせてよ

元気出ないんだよ、怒らせてよ

『必要ないだろ。

お前はまだ元気が残ってる』

残ってるかなあ。。。

『お前は信じてる。心の底ではしっかりと信じてる。光の奴らを』

うん・・・信じようと頑張ってるよ

でももう、あと2日しかいないし・・・何も出来る事がないし・・・

『あの木を登った時の事を、忘れたのか?』

あの木?

そう思った瞬間、頭に浮かんだ巨大な木・・・

木っていうか・・ジャックと豆の木の茶色版みたいな?

絡まりながら空まで続く、色んな太さの茶色い幹

ん?

あれを登った?

『知恵の木を登った時の事を、忘れたのか』

知恵の木???

『あの時もお前は光の奴らの言う事を信じて、知恵の木に登った。

誰も頂上まで辿り着いたことのない知恵の木に。

最後くじけそうになったけど、それでも光の奴らの言う事を信じて登り続けて。

とうとうあの、頂上の家に辿り着いたじゃないか。

忘れたのか?』

ザンギエルの言葉を聞きながら、なんとなーく頭に思い浮かぶ記憶の断片

木の幹を力強く掴む自分の手

浅黒い肌をした男の腕

服は腰にペラっと布を巻いてる程度

天使たちの言う通りのルートを登れば、夜にはちゃんと安心して眠れるスペースがある場所に導いてくれた

不思議と食べ物にもありつけた

鳥が落とした果物とか

何日も何日も、一人で登り続けて

辿り着いたてっぺんの家は・・・

なんちゅーか・・・

木造の建物、大きな窓ガラス、家の前にはウッドデッキがビシーっとあって、今見たら「すごく近代的」って思うんだけど

その頃の私には見た事も想像した事もない、木の建造物で

天国に辿り着いちゃったのかと思ったんだ

あそこに誰がいたのかは、全く思い出せないけど

『お前はあの時も、ちゃんと辿り着いた。

だから今回も心の底で信じている』

そうか・・・

そうだね。

あと2日。信じてみるよ。

ザンギエル・・・

あんた誰?

『俺はお前』

は?

 

ザンギエルと話した後、なぜか元気がムクムクと湧いてきて。

何だかもう、どう転んでも大丈夫!っていう気がしてきて。

どうなっても家族で楽しめる、っていう気がしてきて。

どんどん心配する気持ちがなくなったら、逆に楽しくなってきちゃって。

この状況、思いっきり楽しんじゃえ!

いやどう転んでも、楽しくならないわけないじゃんね?

としか考えられなくなって、心配が頭の中から一切消えた。

 

ニューヨークに戻って、パパや子供達に「家は見つからなかった」って伝えたけど、その時点ですでに3月末。

ニューヨークの家は3月いっぱいで出る事が決まっていました。

その時の私はもうなんか、、、アドレナリン出過ぎの状態みたいになってて。

実は私は昔から、【ピンチが度を超すと楽しくなる】という変態気質があります( ̄∀ ̄)。

 

突然ですが、20代前半でLAに住んでた時、女4人男1人の友達グループ5人でスノボ旅行に行った時の話です。

運転してたら途中から雪が激しくなって、吹雪になっちゃいました。

夜になって、多分あとちょっとで友達の別荘、って所で、どんどん上り坂がきつくなって、雪は鬼のように降ってて、とうとう車が完全に雪で動けなくなって。

運転してた男友達は「俺こんなの無理だよ~~( ;∀;)」とか言うタイプ。

他の女子たちは車内でオロオロして泣きそう。

私は途中で我慢できなくなって、「運転変われ!!」って男友達と運転を変わって。

運転席の窓を全開にして上半身乗り出して後ろを見ながら、バックで行けるところまで山道を降りました。

車内のみんなは「真っ暗だよ!大丈夫!?見えるの!?」ってパニクってたけど、目でしっかり道の端っこを確認しながら慎重に運転して。

んでとうとうバックでも車が動かなくなったから、「みんなここで待ってて。必ず助けるから!」と言って1人で車を降りて、夜の雪山の中に出て行って、多分もう近くまで来ているであろう村のガススタにチェーンを買いに行くため、走りました。

夜の真っ暗な山の道を、雪に足がズボズボ埋まりながら走りながら、

「絶対助ける、絶対全員助ける!こんな所で死んでたまるかあ~~!!!」

と思いながら、あれ私は何で全く寒くないんだろう?顔にバシバシ雪が当たって目もあんまり開けられないけどどこも痛みを感じないし、普通のスニーカーで雪にズボズボ埋まりながら走ってるのに、足も冷たくないし?もしかしてアドレナリン出まくってる?と思って・・・

そのうち、アドレナリンがさらにどんどん出て、止まらなくなっているのが自分でも分かって・・・

真っ暗な雪の嵐の山をたった一人で走り降りながら、

「ぷ・・くくく・・・きゃーーーっはっはっは!」って笑い始めちゃったんです(;'∀')

「ぎゃーーっはっはっは!ナニコレ!楽しくないのに!ピンチなのに!笑いが止まんねえ~~!!やばい!笑い止めないと!ガススタに付いたら気が狂った人が来たと思われる!!ギャーッハッハッハ!」

って言いながら、やばい私ほんとにやばい、と思いながら走ったのを今でも覚えています・・・。

 

3月末、あの雪山の時と似た感じになってきるのを感じました。

もう家族でゆっくりアメリカじゅう車で回って家探ししちゃえばいいんじゃね!?

それも楽しいかも!?

てかその方が楽しいかも!!??

なんて気分になって、パパも私につられてそんな感じになった時。

シャスタで見て一目惚れしたギューハウスのオーナーから連絡が入りました。

「やっぱり家を売る事に決めました。まだ興味ある?」

ザンギエルがニヤリと笑うのが、チラリと見えました。

そんな事を書いた今日5月8日は、ミカエルの日なんだそうで。

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