T長男さんのリーディング【ご家族リーディング】


まずは今回お会いする存在から感じる色です。

青 空

青 鳥

黄土色 砂

青 海

赤 太陽

薄黄色 純情

紫 秘めた想い

T長男さんに伝えたい事があるのはどなたですか?

青い海

船の上から見ている、青い海

この大好きな海をもう見れなくなるなんて

なんて悲しいんだろう

でももう、決めた事

後悔はしていない

彼女は真っ直ぐな瞳で水平線を見つめた

お腹には新たな命が宿っている

彼と子供と3人、新しい土地で生きていこうと決めた

大好きだった、海の近くの町にはもう居られない

これは仕方ない事

どうする事もできない事

何度そう自分に言い聞かせても

海を見るとやっぱり寂しくて、涙が出てしまう

しかも今はもう町を出て、船に乗っている

これが海を見る本当に最後だ

彼がこっちに来るのが見える

もう泣くのはやめよう

彼に心配させたくない

彼と子供と、前だけを向いて歩いていこう

新しい町は、砂漠の町だった

砂漠にあるオアシスの国

彼女のこの町への第一印象は、「逆っ!!」

何もかも逆!海がない!水がない!砂だらけ!!

そりゃ海にも砂浜があったけど、ここには砂しかないじゃない!

それでも前を向いて生きると決めたし

それに初めての妊娠だったから、どうせ初めての事だらけで

とにかく必死で新しい生活に慣れ、子を産み、育てるうちに

ご近所に知り合いが増えて、友達も出来て、砂漠の日々もそれなりに暮らしやすくなっていった

子供がある程度大きくなって、手がかからなくなってきて

頑張ってみたけどどうやら2人目は出来そうもなくて

ある日、家で旦那が突然、彼女に言った

「また踊ってみる?」

お茶か何かを入れようとしていた彼女は、カチーンと氷みたいに固まった

旦那は彼女が何か言うまで待った

彼女はかなり長い間固まっていたけど、待った

やっと動いた彼女は震えていた

震えながら彼の方をゆっくりと向いて、ひきつって笑いながら「無理よ」と言った

前の町

海のそばの町で

彼女は踊り子だった

とても人気のある踊り子だった

『町一番の踊り子』の地位を、もう一人の踊り子と争っていた

彼女には争っているつもりはなかった

彼女は心から踊りが好きだったから

楽しく踊れたらそれで良かった

自分の踊りを見て、人々が喜び、立ち上がり、一緒に踊り出す

その瞬間がたまらなく好きだった

ライバルの踊り子の方は、彼女とは全く違う思いを抱いていた

ライバルは『1番』にこだわるタイプだった

町の誰もが自分の事を『町一番の踊り子』だと言わないと、気が済まなかった

(黒髪ユルウェービーのキツイ目をした美人です)

ライバルは、性格はキツかったけど「踊り」はよく知っていた

敵の精神状態を崩せば良い踊りは出来なくなる

そこを突いて来た

ライバルは彼女の父親を誘惑した

しつこい誘いに、とうとう父親は落ちてしまった

彼女の家庭はめちゃくちゃになり

彼との結婚が決まっていた彼女は、その騒動の直後に妊娠が発覚して

まだ結婚前だったので

あそこは父親と娘、2人揃ってだらしないなと町の人々に噂された

彼女が妊娠中だったので、彼女の精神的苦痛を気にした彼は

彼女を連れて町を出る決心をした

新しい町で、全く新しい生活を始めよう

こうして彼らは砂漠の国にやってきた

越して来てから今まで、大変な事もあったけどかなりうまくやってきていた

彼女にとってこのオアシスの町は徐々に居心地良い場所になり

毎日それなりに幸せを感じて日々を過ごせるようになっていた

ずいぶん長い事、踊っていない

私はまだ踊りたいだろうか?

全然分からない

この町に来てから、そんな事は考えなかった

考えないようにしていた

それにこの町には『1番』の踊り子がいる

もう何年も、彼女が1番だと言われている

それはとても良い状態に思える

誰かがそこに割り込むべきじゃない

でも何故か、旦那は動き始めた

子供に「お母さんは本当は踊りがとっても上手なんだ」と話して聞かせ始めた

何度も話すので、子供(息子)が「見たい!」と言うようになった

ある日、どこかの家で何かのパーティー?お祝い?みたいなのがあって

楽器を持った男達が呼ばれて

数人が踊り始めた時、彼女の息子が「お母さん踊って!」と言い始めた

「お母さんは町一番の踊り子だったんだよ!」

と息子が大きな声で言ってしまったので、そこにいた皆に踊って欲しいと言われ

ついに彼女は、久しぶりに踊った

踊り始めた瞬間に、昔の感覚が蘇り

直後から周囲の人々が見えなくなって

真っ白な世界の中、好きなように思いっきり踊った

至福の時だった

彼女は目を閉じて踊っていて

不意に周囲のわあっという声に気付いて、目を開けると

人々が驚いたり喜んだりしながら、彼女を褒め称えていた

彼女は急に恥ずかしくなって踊りをやめて、小さな声で「ありがとう」と言うと

すかさず皆に「やめないで!」と言われ

自分の息子が目をキラキラさせて、これ以上ないくらい誇らしげな顔で自分を見つめながら「お母さんもっと踊って!」と叫んでいて

彼女は再び、踊り始めた

今度は彼女の踊りを見ていた人々が、もう我慢できないという感じで1人、また1人と一緒に踊り始めて

それを見た彼女は全身鳥肌状態

この瞬間だ

私の踊りを見て、みんなが立ち上がって、踊り始める

何か・・・お互いのエネルギーみたいなものが、混じり合う

ぐちゃぐちゃな感情が混じり合うんじゃなくて、全て「喜び」のエネルギー

この瞬間が最高に好き

彼女は踊る喜びを思い出してしまったし

周りの人々も放っておかなくて

とうとう踊り子として働き始める事になった

彼女の踊りは、この国では珍しい踊りだった

この国の踊りは、優美で優雅で妖美な踊り

彼女の踊りは、楽しい踊り

皆が一緒に踊りたくなる踊り

『新しくて楽しい時間』を提供してくれる踊り子は

一気に人気者になった

人気が出始めると、彼女は「元からいた町一番の踊り子」の存在を意識するようになった

自分が一番になりたくない

その踊り子さんを傷つけたくない

どうしたらいいんだろう

やっぱり踊りはやめようか?

自分が一番になる事が、恐怖でしかなかった

まだまだ自分は一番じゃない

たまたま踊りが珍しいから、ちょっと名前が売れ始めたくらい

お給料だってまだ決して高くないし

この町では新人扱い

まだまだ大丈夫

彼女がそう思ってる間に

その、まだ会った事もない『町一番の踊り子』は、砂漠に消えてしまった

彼女にはすぐに分かった

自分のせいだと

自分が現れたせいで、町一番の踊り子は消えなければならなくなってしまった

なんの因果だろう

私は呪われているの?

楽しく踊りたいだけなのに

私が踊ると、人々が不幸になる

とうとう命を落とす人が現れた

私は呪われている

呪いの踊りを踊る女だ

そんな風に考えるようになった彼女は、一切踊らなくなった

そしてとても暗くなった

ほとんど人と話さなくなった

自分と関わると、人は不幸になる

そう思い込み始めていた

家族とも距離を置くようになって

毎日1人で誰とも話さず、家事をして暮らした

心配した旦那は、彼女の元気を取り戻そうと

海へ旅に出る計画を立てた

大好きな海を見れば、きっと彼女は元気になるだろう

息子を近所の人に預けて

夫婦2人で、旅に出る事になった

彼女は最初嫌がったけど、強く拒否する強さも残っていなかった

海が見える町へ行くと、彼女は少しだけ元気を取り戻した(前に住んでた町ではないです)

そして「船に乗りたい」と言った

旦那は彼女が自分から何かしたいと言った事に喜んで、また2人で船に乗る事にした

乗った船で

彼女は海を見ていた

砂漠の町に越した時と同じように

あの時も辛かったけど

今はもっと辛い

何故こんな、トンネルの中にいるような気持ちで毎日過ごさなければならないんだろう?

あの『町一番の踊り子さん』が砂漠に消えたから?

それがどうしてこんなに何ヶ月も自分を苦しめ続けるんだろう?

苦しい表情で水平線を眺めていると

不意に誰かが声をかけて来た

年老いた女性だった

横には年老いた男性も居た

彼女はこの老夫婦に見覚えがあった

あの、海の近くの町に暮らしていた頃、近所に住んでいた夫婦だった

「お母さん、あれから大変だったわね」と老婦人は言った

嫌な予感が全身を駆け巡った

「もう亡くなって、何年になるかしら?」と老夫婦は続けた

嫌な予感は的中した

そんな気はしていた

多分、あの町を出た直後から

自分は大切な何かを放ったらかしにしたままあの町を出てしまったと、そんな気がずっとしていた

あの町を出てはいけなかったんだ

あの時、あの町にとどまって母を助けなければならなかったのに

自分の事だけ考えてしまった

まただ

また、人が死んだ

しかも自分の母親だなんて

自分の母親が、自分のせいで死ぬなんて

こんな辛い事ある?

私はどうして生まれて来たの?

呪いの踊りを踊って、人々を呪い殺すため?

このままではいけない

旦那も子供も、呪いにかけてしまうだろう

これ以上人が死ぬのは、耐えられない

自分のせいで人が苦しみ、そして命を落として行くのは、耐えられない

自分の家族がこの先そんな思いをするのを見るのは絶対に耐えられない

耐えられない

耐えられない

もう2度と踊るもんか

彼女は海に身を投げた

せめて大好きな海で死ねるなら、もうそれでいいと思った

「きっと神様が、海で死ぬチャンスをくれたんだ

だから船の上で母が死んだ事を知らされたんだ

神様、ありがとう・・」

そんな事を想いながら沈んで行った

冥界ですよね?

はい

あの時の、T長女さんが居た町に来た、踊り子さんだったんですね。

そうです。

なんだかもうとにかく苦しくてしょうがないので、すぐに迎えに行きますね。

とりあえず何か食べて来ます。

のちほど。

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