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ことはさんリーディング4【3年分のキス】


まずは今回お会いする存在から感じる色です。

黄色:菜の花

オレンジ:夕暮れ

青:海

青:空

強い日差し

憧れのあの人

思い出の歌

(途中から色じゃない…)

ーーーーーー

ことはさんに伝えたい事があるのはどなたですか?

夕暮れ時に、菜の花を通り抜けて山に入り

少し登った所にある、海を見渡せる場所に立って

暮れて行く海を見るのが好き

完全に暗くなる前に帰るから、帰り道は心配ないし

それに夕暮れから夜の闇までって、結構時間があるもの

1日の中で、いちばん特別な時間

ーーー

彼女は覚えてる

彼がこの村を訪れた時の事を、鮮明に覚えてる

彼女だけじゃない

この村の全員が、忘れるわけがない

彼は、黒騎士団の一員

この村が襲われた時、どうやって聞きつけたのか、彼らはすぐに来てくれた

そして村を救って暮れた

黒騎士団が来る前に、犠牲者は数人出たけど

でも村のほとんどが無事で済んだ

あの時、村長が遠慮する彼らを引き止めて

一晩村で休んでもらう事になり

彼女は、皆んなでお料理して

彼らにご馳走を作って

お料理を彼らの前に運んだ時

黒い兜を脱いだ彼らを初めて見た時

その中に、彼を見つけた

幼い頃…

彼女がこことは違う、他の村に住んでいた頃

彼は、彼女と同じ村に住んでいた

貧しい村だったけど、彼の家はその中でもとても貧しくて

お父さんがいなくて、お母さんと2人で暮らしていて

お母さんが、、、

少し変わった人で(すごく控えめに言ってるっぽいです)

夜中に叫び声をあげたり、幼い彼を狂ったように叩く姿を見かけたり

村人たちは皆んな、彼の事をかわいそうに思っていて

何度かお母さんに話しに行ったりして、助けようとしたんだけど

お母さんは、会話があんまり成立しないタイプで

皆が息子を取り上げようとしている、と勘違いして、叫んだりして

なかなか彼を助ける事が出来なかった

彼女は彼の家の、すぐ近くに住んでいて

年は2つほどしか離れてなくて(彼が年上みたいです)

たまーーーに彼が1人で外で遊んでいる時、何度か一緒に遊んだ事がある

とても優しくて、とても壊れやすい純粋な男の子だなと思った

確か彼が、8歳か9歳の頃

親子は突然、村から消えた

誰も、あの母と息子がどこに行ったのか知らなかった

ーーー

彼女はその後、父親を失い

母親と共に、母親の実家があるこの村に引っ越して

成長して、16歳の時

村を魔物に襲われた

16歳の彼女は黒い兜を取った彼を見て、一目で分かった

あの村で消えたあの子だと

彼もこっちを見ていた

どうやら彼女に気付いているらしかった

彼女は彼に食べ物の皿を持って行った

彼は座ったまま彼女を見上げて、にっこり笑った

彼女も笑って言った

「久しぶりね」

彼がそっと言った

「その話は後で」

彼女は頷いて、料理を彼の前に置いてその場を去った

ーーー

夜、皆んなが寝静まってから

彼女はそっと家を出た

黒騎士団たちは村の広間に野宿していた

その夜は満月で、あたりがよく見えた

彼女は菜の花を通って、いつも行く山を少し登って、海が見渡せる場所に立った

すぐに後ろから彼が現れたので、ビックリした

彼が来ると思っていたけど、こんなにすぐ後ろにいるなんて全く気付かなかった

彼はにっこり笑って言った

「この村に越してたんだね」

彼女が言った

「父が亡くなって、母の実家に移ったの」

「そうだったんだ」

「あなたは黒騎士団になってたのね!

どこに消えたのか、みんな不思議がってたわ」

「母親に捨てられたんだよ。

黒騎士団が拾ってくれたんだ」

「そうだったの。。。」

「また会えるなんて、思ってなかった」

「私も!まさかこんな形で会えるなんて思ってなかったわ」

「ずっと会いたかったんだ」

「え?」

「あの村に住んでいた頃の生活は、地獄だった。

気が狂った母親と2人きりでの暮らしは、本当に辛かった。

その暮らしの中で唯一の光が、君だった」

「。。。」

「黒騎士団での訓練の日々も、いつか困っている君を助けられるかもしれない、、、

っていう思いがあったから、頑張れたんだ」

「。。。」

「まさか本当に、こんなに早く、会えるとは思ってなかった」

「。。。」

月の光に照らされた彼女の顔が、赤くなった

「でも、会えなかった方が良かったのかもしれない」

「…どうして?」

「どうせ明日には、出発しなくちゃいけない。

ここに留まる事は出来ない。

他にも、魔物に襲われて今にも死にそうな人たちがいる」

「。。。」

「黒騎士団になったから、また君に会えた。

黒騎士団になったから、君の命を守れた。

だけど黒騎士団だから、君といられない…」

「。。。」

「俺、何やってんのかなあ」

「…ずっと?ずっと黒騎士団なの?」

「ずっと。この身体が動く限り」

「休憩とか、ないの?」

「ないんだよ。だって他に、変わってくれる人がいないんだ」

「…なにそれ!黒騎士団って誰が作ったの?なんかおかしくない?

黒騎士団が犠牲になりすぎてる!」

「俺を拾ってくれた人だよ。

仕方ないんだよ。他にもっと、似たような軍団でもあったら良かったんだけどね」

「なにそれ…なにそれ!なにそれ!

。。。何か私に、出来る事ないの?」

「うーーーん。。。」

「なに?」

「キスしてくれる?」

「えっ」(急激に真っ赤)

「それで、3年頑張る」

「3年…3年経ったらどうするの?」

「他の女にキスしてもらう(笑)」

「なにそれ!」

「だって君を縛りたくはないから。

君は誰かと一緒になって、幸せになって欲しいから」

「。。。なにそれ」(ふくれっつら)

「3年分だけ!お願い!はい」(ちょっとかがんで目をつぶった)

「。。。」

彼女が彼に渡した【3年分のキス】は、彼の予想の3倍長いキスだった

ーーーーーー

お名前は?

カヤ

この後どうなったんですか?彼に再会しましたか?

彼に会う事は2度とありませんでした。

私は彼を忘れる事はありませんでしたが、黒騎士団が活躍している噂は聞こえてきていたので、どうする事も出来ませんでした。

2年後、他の男性と恋に落ちて結婚しました。

ちゃんと好きになった人です。

ただ心の奥に、彼の事はずっと残っていました。

今回どうして出てこられたんですか?ことはさんに何を伝えたかったんですか?

1番最初のリーディング。

あの時の黒騎士団の男性が、彼です。

えっっ!!

ええーーー???

ちょっとパニック。。。

なんでその彼が、ことはさんのリーディングで色々話したりしてくれたの??

彼と私は、とても繋がりが深いからです。

彼は今でも私を守ってくれています。

そうなんですか!

彼って、今は生まれてきてないって事ですか?

今は生まれてきていません。

なるほど

黒騎士団を中心に、とてもたくさんの事を学びました。

あなたはこの菜の花の地に、見覚えがあるでしょう。

あります。。

月の楽園も、あの菜の花の広場の近くですよね?

確か、月に移動する前の。。

そうです。

私はこの時、月の楽園のメンバーではありませんでしたが、同じ村に暮らしていました。

ものすごい絡みあいですね。。

そうです(^^)

みんなで一緒に成長したのです。

カヤさんが「黒騎士団って誰が作ったの?」って言った時、心の中で思わず「あんたやーーー!」って言いましたが(笑)

いやでも。

まさか黒騎士団に恋をする女の子側、までやっていたなんて。

カルロスじいさんの研究熱心さには脱帽です。

カルロスじいさんがあれだけいくつもの人生を費やして研究したのは

「能力がある人間が、自分が幸せになりつつ人も助ける方法」

ここ最近の、私自身のテーマでもあるんですが。

どうやら【人助け】に重心を置きすぎてしまうと、気付かないうちに【自己愛】が足りなくなっていくらしい。

そうすると自分の人生がどんどん上手くいかなくなって、家庭内も上手くいかなくなって、エナジー枯渇みたいな状態にまでなってしまうらしい。

スピブログ頑張ってたのに急に辞めちゃう、みたいな事になったりもするらしい。

人の為に何かするなら、まず自分が常に幸せじゃなきゃいけない、って事らしいっス。

なので最近私も、意識して「自分のために」MP使うようにしています。パパ問題とか(笑)

まずは

「自分って良い奴じゃん!自分大好き!自分最高!生活も満足!」

っていう状態になる。のを目指す。

それから他人の事を考える。

じゃないと自分がダメになっちゃう。らしい。

私も黒騎士団シリーズから、学ぶ事が沢山ありました。

ことはさん、カルロスじいさん、ありがとうございました!!

 

🔻黒騎士団シリーズ最終回なので。

【黒騎士団メンバーに応援エナジー送るボタン】です!

アトゥムが一度受け取ってチェックした後、受け取りを心の中で許可してくれている黒騎士団メンバーに送ります♪

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